こんにちは、マルネ農園のブログへお越しいただきありがとうございます。
マルネ農園では「パドロン栽培」に挑戦しています。この小さな異国の野菜が、どのように私たちの農園で育つのか。
パドロンの栽培方法から収穫、そして調理方法までをご紹介し、家庭菜園愛好家から農家さんまで、誰もがパドロン栽培の魅力を発見できるように発信していきます。
パドロンとは
スペインの伝統野菜であるパドロンは、そのユニークな特徴と食文化における役割で知られています。パドロンは、スペイン北西部ガリシア州のア・コルーニャ県に位置するパドロン地域で生産される小粒の緑ピーマンで、その名前もこの地域から取られています。
パドロンの特徴
見た目はピーマンやししとうに似ており、小ぶりで緑色をしています。
大きさは不揃いで、旬のものは甘味が強く、旬以外の時期は辛みが強くなる傾向があります。
一般的には辛くなく、若干甘めで、ピーマンよりも美味しいとされています。
しかし、時折辛いパドロンに出くわすことがあり、「くじ運」の要素があるとも言われています。
食文化における役割
スペインでは、ビールやワインのおつまみとして非常に人気があります。
素揚げして塩をまぶしたり、オリーブオイルで炒め焼きして塩をまぶすのが一般的な食べ方です。
日本ではまだ馴染みが薄いですが、ビタミンが豊富で美容と健康に良いとされ、飲食店での提供が増えてきています。
日本でのパドロン
日本では、岩手県遠野市がパドロンの生産に適した気候条件を持っており、生産が盛んに行われています。
遠野市は「遠野物語」や「河童(カッパ)」で知られる地域で、ビールの原料であるホップの生産地でもあります。
マルネ農園のパドロン栽培への挑戦とは
この挑戦の目的は「自分で育てたパドロンでビールが飲みたい」という小さな夢です。その小さな夢を達成する過程で、パドロンの魅力を感じてくれて少しでも食べてみたい、育ててみたいと感じていただければ嬉しいです。最終的には、パドロンをもっとメジャーな野菜にして、おつまみと言えば「パドロン」というように、たくさんの方に知って頂けたらいいなと思います。